乱暴な子には、理由がある。原因を知って、接し方を変えよう。

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こんにちは。JUNです。

自分の子が乱暴なことをすることって
ありませんか?

例えば次のようなことです。

「お友達を怪我させてしまう」
「家でも走って移動する」
「高いところからジャンプしたり、危ないことをしたがる」


実はこれらのことは、
その子の性格によるものではなく、
「固有感覚」という感覚が未発達なためなことが多いです。

つまり、
育て方が悪いわけでも、DNAのせいでもありません。

今回はこの「固有感覚」を鍛えて
お子さんの困った行動を減らす方法を紹介します。

この記事は次の方におすすめです。

  • 自分の子が乱暴なことをして困っている方
  • どうすれば子どもの乱暴な行動を少なくできるかわからない方
  • 目次

    乱暴な行動を少なくする方法

    乱暴に見える行動は、
    力加減の難しさから引き起こされています。

    そのため力加減を学べる次のような遊びを取り入れると
    自然と力加減を学び、乱暴な行動が減ります。

    乱暴な行動を減らす遊び
  • お相撲
  • 綱引き
  • マラソン
  • 山登り
  • お水を注ぐ練習


  • お相撲、綱引き

    「お相撲」や「綱引き」は、
    相手の力加減に合わせて力を調節します。
    例えば、
    「このくらいの力で押されたら、
    このくらいの力で踏ん張れば自分は安定していられる」
    といった具合です。

    力がありあまっているわんぱくな子にはおすすめです。

    マラソン、山登り

    力加減が難しい子は、何事も全力で取り組みます。
    例えば、室内でも移動手段は歩きではなく走りだったりします。

    マラソンや山登りは、
    そういった何事にも全力で行う子にぴったりです。

    マラソンでは、全力でダッシュして疲れたら歩いて
    また体力が回復したらダッシュのような走り方ではなく、
    一定の速度で走れるように促して練習してみてください。

    山登りは、4,5歳くらいになったらおすすめです。
    マラソンのように体力を温存して登らないといけないだけでなく、
    自分で登りやすい道を選んで進まなくてはいけません。
    これは舗装された道路では得られない体験ですし、
    考える力がつきます。

    そして簡単には投げ出せないので、
    最後まで頑張ろうとする力もつきます。

    まずは、できるだけ難易度の低い山に挑戦してみて下さい。

    お水を注ぐ練習

    水を注ぐ練習は、「モンテッソーリ教育」にもある
    「固有感覚」を鍛えるにはもってこいの遊びです。

    100均でコップやピッチャーを買ってきて
    お水を注ぐ練習をしてもいいですし、
    お風呂用のティーセットのおもちゃも
    部屋が濡れずにできるのでおすすめです。

    なぜ乱暴な行動をとるの?

    冒頭でも少し紹介しましたが、
    乱暴な行動の背景には「固有感覚の未発達」があります。

    固有感覚とは?

    「固有感覚」は、私達が身体を動かす時にとても
    重要に働きをしてくれています。

    例えば、お箸で豆腐を食べる時を想像して下さい。
    私達は、

    「箸で豆腐を一口大に切る」
    「箸で豆腐を掴んで口に運ぶ」

    という行為を絶妙な力加減で行っていると思います。

    これができるのは「固有感覚」があってこそです。
    「固有感覚」によって、
    「豆腐の重さ」や「豆腐の弾力」を感じとり

    絶妙な力加減で豆腐を落とさず、しかも壊さずに口に運んでいます。

    「固有感覚」は、なかなか聞き慣れない言葉だと思いますが、
    私達が生活していく上では欠かせない「感覚」の一つと言えます。

    「固有感覚」が鍛えられていないとどうなる?

    この「固有感覚」が鍛えられていないと、
    人は無意識に「固有感覚」を鍛えようとします。

    「感覚」は使えば鍛えられていきます。
    「嗅覚」を鍛えるには、様々な「香り・におい」と体験します。
    「固有感覚」を鍛えるには、身体に何か刺激を伝えなくてはなりません。

    この身体に刺激を与える行為は次のような乱暴な行為になります。

  • 全力で走り回る
  • 高いところから飛び降りる
  • お友達を強く押したり、叩いたりする

  • これらの行動は、お子さんに思いやりがあるとかないとかとは
    全く別問題で
    「固有感覚」鍛えるための行為だったのです。

    最後に

    いかがだったでしょうか?

    今回は、子どもの「乱暴」に見える行動にも
    実は「固有感覚」を鍛えるための行動だった

    ということを紹介しました。

    周りの大人が理解して上げるだけで
    こういった子ども達もすごしやすくなる
    と思います。

    また自分のお子さんの「乱暴な行動」に悩まされている親御さんには
    何か解決の糸口になれば幸いです。

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    この記事を書いた人

    ブラジル人と結婚した2児(0歳、4歳)の父親(日本人)です。
    以前は、健常児と障がい児のインクルーシブ教育を行っている施設で働いていました。
    2023年に独立し、障がい児の支援を行っています。
    子ども達は世界に羽ばたけるようになってもらいたいと思いつつ、自分も置いていかれないように語学を勉強中です。

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