こんにちは。JUNです。
子どもに何かを教えるのは、なかなか骨が折れます。
今回は、ひらがなの練習をしているけどなかなか思うように進まない方に向けて
ひらがなが楽しく覚えられる方法を提案します。
私は、仕事柄、発達障害の子ども達にもひらがなを教えることがありますが、
私が行っている実際の方法です。
1日あたりに勉強に費やす時間は、5から10分程度でOKです。
コツは一日に頑張りすぎないこと。
勉強が嫌いになってしまうと、あとあと困りますしね。
ひらがなを教える前に
まずひらがなを教える前の前提をお伝えします。
それは
「ひらがなに興味を持っているか?」
です。
ひらがなに興味を持っていない状態で、勉強しても覚えられないですし、
子どもも苦手意識だけが残ってしまいます。
これでは、お互いに損をしてしまいますので、興味を持っていることを確認してください。
ひらがなに興味を持たせる方法についてはこちらで紹介していますのでご覧ください。
ひらがなが覚えられない!ひらがな教える前にする3つのこと
読みの練習 → 書きの練習
では、前提条件をクリアしているとして、実際にひらがなの勉強の仕方に入ります。
ひらがなの勉強する時によく、読みと書きを同時に教えてしまいがちですが、あまり得策ではありません。
読み、書きを同時に覚えようとすると次のことを同時に習うことになります。
- 形
- 読み方
- 書き順
- はね、はらい、とめ
情報量が多すぎです。
そこで、まずは「読みの練習」と一通り行ってから、「書きの練習」をしましょう。
すると次のように勉強することが2分割されます。
【読みの練習】
- 形
- 読み方
【書きの練習】
- 書き順
- はね、はらい、とめ
それでは、読みの練習、書きの練習方法をそれぞれ説明していきます。
読みの練習
読みの練習のうちはまだ、勉強机にすわる必要はありません。
次のものを利用して、勉強することをおすすめします。
- あいうえおかるた
- 五十音の表
遊びながらひらがなの形を覚えていけます。
どちらも、絵と文字がいっしょになっているものがたくさん出回っているので、その子に興味のありそうなものを選んでください。
かるたを購入するときは、絵札の裏がひらがなだけが書いているものを選んでください。
というのもある程度、かるたに慣れてきたら次は裏返してかるたをします。
つまり、絵で判断するのではなく文字だけで判断するようにします。
これでかるたをとれるようになれれば、読みの練習は完成です。
最初のうちは、10枚のかるたでおこなうなどすくないカードでおこなうようにしましょう。
何事もスモールステップですね。
五十音の表は、お風呂やトイレに貼ることをおすすめします。
特にお風呂に貼っておくと、コミュニケーションをとれるのでどの程度理解しているかがわかります。
書きの練習
ある程度読みが完成したらいよいよ書く練習に入ります。
ワークとノートを使って、一つずつ文字の練習をしていきましょう。
ポイントは「五十音の順番で教えないこと」です。
というのも五十音順で教えると一番最初に「あ」という難所があります。
「あ」はひらがなの中でも複雑な形をしています。
まずは簡単な文字から教えていきましょう。
簡単な文字の基準は次の通りです。
- 画数が少ない
- 交差している点が少ない
この2つを満たしつつ、本人の興味を示す言葉の文字を難易度が低い順に教えていきます。
私の場合は、次の順番で書ける文字数を増やしていきます。
- 自分の名前
- 身の回りの人の名前(覚えた文字が入っている名前がベスト)
- 動物の名前
書ける文字が増えてきたら(目安は半分以上)ワークの最初から練習していき、かける文字が網羅できるようにします。
1日に覚える文字数は、あまり多くない方がいいかと思います。
1個か2個でも十分です。
そのかわり勉強を始める最初に、それまでに覚えたひらがなが見ないでかけるかをテストしましょう。記憶は引き出してこそ定着します。
最後に
いかがだったでしょうか?
今回はひらがなの教え方について、私が支援で行っている方法を紹介しました。
読みの練習をした後に、書く練習をする。
これだけでも覚えておいてください。
1日の勉強時間は5分から10分程度でできる方法なのでぜひ試してみてください。
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