こんにちは。JUNです。
子どもに「ご褒美」をあげるのって、場合によっては子どものやる気を奪うことになってしまいます。
よかれと思ってやったことが逆効果だったとあとで知る前にぜひ読んでみてください。
「ご褒美」をあげてはいけない場合
子どもが自分から進んで習い事をやっている時は、「ご褒美」をあげるべきではありません。
例えば子どもが絵を描くことが好きで、何かで入賞したとします。入賞したことに対して「ご褒美」をあげると、「ご褒美」を目的に絵を描くようになってしまいます。目的が「ご褒美」になってしまうと、絵を描くことの楽しさを忘れてしまいます。
内発的動機付けと外発的動機付け
内発的動機付けとは、自分が行っている行動が自分の内側から溢れる感情などが原動力になっていることを指します。
逆に「何かご褒美をもらえるから」とか「叱られるから」とかが行動の原動力となっている場合は、外発的動機付けといいます。
内発的動機付けで行動が取れているときでも、何か「ご褒美」をもらうと外発的動機付けに変わってしまいます。(叱かるなどの、負の「ご褒美」をあげても同じことです。)
例えば趣味などは、「誰にほめられるから」とか「お金が手に入るから」とかが理由でやる人は少ないと思います。これがまさに内発的動機付けで行動している状態です。
「趣味が仕事になるとつまらなくなる」というのは、内発的動機付けで行動していたものが「お金」をもらって外発的動機付けで行動するようになってしまったからです。
「ご褒美作戦」はいつ有効か?
理想を言えば「ご褒美」など使わずに、子どもが自発的に頑張ってくれるのが1番いいのは皆さんわかっていると思います。
「でもどうしてもやる気を出して頑張ってほしい。」という時はあると思います。どんな時に「ご褒美作戦」を使っていいのか紹介します。
短期的、単発なら「ご褒美作戦」はあり
どうしても頑張って欲しいことが例えば「習い事」や「学校の勉強」のように、その先もずっとやることなら「ご褒美作戦」はおすすめできません。やはり目的が「ご褒美」になってしまうとそのあとがしんどいです。
でも、1回きりの資格試験等、その先に努力することが何もないものなら「ご褒美作戦」は強力な武器になります。
本人の目的が「ご褒美」でも、1回きりで目的が達成できるなら、継続して「ご褒美」をあげる必要はないので安心です。
まとめ
最後にまとめです。
「ご褒美」をあげた方は何の悪気もないのでしょうが、マイナスに働く場合もあるので注意が必要です。
子どもが楽しんで何かに打ち込んでいる時は、サポート役に徹するのが得策のようです。
ご褒美をあげるときは注意してみてください。
コメント