こんにちは。JUNです。
子どもと大人が勝負する時に毎回負けていませんか?
負ける経験が極端に少ないと
挑戦できない子になる可能性が高いです。
これは挑戦して失敗した時に、
失敗したことを受け入れられなくなってしまうためです。
ではどのような経験をさせると
良いのかをご紹介していきたいと思います。
今回の記事は次の方におすすめです。
- 子どもが「負けるからやらない」とあきらめてしまう
- 子どもが負けたときの気持ちのコントロールが難しい
- 子どもが新しいことに消極的
家庭で毎回、わざと勝たせるは危険
負ける経験が極端に少ない子は
新しいことに挑戦するときにやりたがらないことが多いです。
それは、
人間だれしも新しいことに挑戦するときは、
たいていの場合、失敗します。
この失敗になれていないため
負けたこと(失敗したこと)を受け入れられないためです。
私の経験では、3歳ごろから
この特徴が現れます。
家では勝たせてあげたい。
という親心もわかります。
ですが、
努力せずに常に勝ち続けられるほど
世の中あまくはありません。
勝ちたいなら努力する。
それで負けても、勝ちたいから努力する。
やっと勝った時に達成感を味わう。
これがあるべき姿だと思います。
勝てないと自信を失う?
例えばかけっこが苦手な子がいたとして
幼稚園や保育園でかけっこした時にビリになってしまった。
おそらくこの子は「自信」を失います。
ここで今度は負けたくないからと
家で努力します。
そしてちょっとだけ足が速くなります。
すると「自分は努力してちょっとだけ速くなった。」
という『自信』がつきます。
仮に、次のかけっこで同じ結果でも
「ちょっとだけ速くなった」事実は変わりません。
もっと頑張ったら、次は勝てるかもしれないと
「自信」を持っていられます。
能力そのものの『自信』は、負けると失いますが、
努力によって向上した時に得られる『自信』は、
たとえその後にいい結果が得られなくても消えません。
この努力によって得た『自信』は、
そのまま『自己肯定感』につながると思います。
自己肯定感については、こっちらで解説しています。
https://kotomoblog.com/whyselfaffirmationisimportant/
勝負事は勝つか負けるかわからない
大人と勝負する時に常に大人が勝ってしまったら
子どもはやる気を失ってしまうとおもいます。
やってもどうせ勝てない勝負は、
子どもに限らず私達もやりたがらないものです。
つまり、子どもと勝負するときは
勝つか負けるかわからないということが大切です。
わざと負けすぎても
勝ちすぎてもいけないということです。
子どもの本気を引き出す
私が子ども達とかけっこをするときは、
横並びで走るようにしています。
すると子ども達は、先生に負けまいと
少しだけ前へ出ようとペースをあげます。
私がそれについていくと
またペースをあげようとします。
このように同じような実力のように見せると
子どもは負けまいと本気を出します。
これを何度も繰り返していくと
能力そのものが上がります。
これはかけっこに関わらず、
いろいろな勝負事で使えます。
また、ハンデをあげて勝つか負けるか
わからないようにするのもいいと思います。
子どもが勝てるようになったら
徐々にハンデを軽くしていきます。
基本は、「勝つか負けるかわからない」
状態を作ることです。
超集中状態(フロー)にはいる
この「勝つか負けるかわからない」状態は、
言い換えれば「頑張れば勝てる(達成できる)」
という状態です。
この「頑張れは、達成できる」ものは、
人間は「フロー」という超集中状態に入りやすくなります。
スポーツの世界だと「ゾーン」などと呼ばれる
人間が一つのことに没頭している状態です。
この「フロー」状態になっていると
時間を忘れて集中することができます。
みなさんも「あれっ、もうこんな時間」と
集中して時間を忘れた経験があるのではないでしょうか?
この状態のことを「フロー」といいます。
この究極の集中状態の「フロー」は
子どもが小さい時から経験すると集中力がつきます。
「フロー」体験ができる機会を
たくさん作ってあげてください。
そのためには「頑張らないと達成できない」という課題を
与え続けることが大切です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回の記事のまとめです。
一人っ子や年の離れた末っ子、祖父母に育てられた子は、
なにかに挑戦する時に、消極的になってしまう子が多いです。
これは、家庭内で常に勝ち続けているためだと思います。
時には子どもに負ける経験もさせてあげてください。
きっと将来挑戦できる子になると思います。
今回の記事は以上になります。
この記事が何かの役にたてば幸いです。
コメント