こんにちは。JUNです。
子育てにおいてもっとも大切と言ってもいい自己肯定感。
今回は自己肯定感についてご紹介します。
自己肯定感とは?
自己肯定感とは、読んで字のごとく「自己(自分)を肯定する感覚」のことです。
『自分の良いところも悪いところも含めて自分のことが好き』といった感覚や
『自分には価値がある』と思えることと言い換えられます。
後述しますが、「悪いところも含めて自分が好き」という感覚は
とても難しく、そしてとても大事です。
なぜ自己肯定感が大切?
自己肯定感の高さによって次のような違いが生まれます。
-
自己肯定感が高いとどうなる?
- 感情が安定する。
- 自分に自信が持てる。
- 幸福感が高い。
- 能動的に行動できるようになる。
- ポジティブ
- 他者の評価に振り回されない。
-
自己肯定感が低いとどうなる?
- 情緒が不安定になる。
- 自分に自信がない。
- 幸福感が低い。
- 消極的で行動力がない。
- ネガティブ
- 他者の評価ばかりが気になってしまう。
自己肯定感の高さ(又は低さ)が直接的に学校や
他の成績に影響する訳ではありませんが、あらゆる事柄に影響します。
自己肯定感があるだけで(仮に他に何もなくても)
幸せでいられるということです。
また最後にあげている「他者の評価」については、
アドラー心理学で言うところの「承認要求」と似ていると思っています。
アドラー心理学では、「承認要求」を捨て去れば幸せになれますよ。
とされています。
残念ながら日本は自己肯定感の低い国
この自己肯定感は、日本では低くなりがちです。
日本の文化として、謙遜することが多いためにだと私は思っています。
実際に「独立行政法人国立青少年教育振興機構」の平成29年度の調査によれば、
諸外国と比べ自己肯定感が低いことが指摘されています。
参考: 高校生の心と体の健康に関する意識調査報告書[概要]
-日本・米国・中国・韓国の比較-
URL: https://www.niye.go.jp/kanri/upload/editor/126/File/gaiyou.pdf
こちらの文献でも日本が自己肯定感が低いことを指摘しています。
特にアンケート結果の「私は価値のある人間だと思う」という項目では、
日本が44.9%なのに対し、
アメリカ、中国、韓国では
どの国も80%を超えています。
かと思うと
「私は、何をやってもうまくいかないことが多い」という項目では
- 日本:47.4%
- アメリカ:38.0%
- 中国:23.6%
- 韓国:66.2%
となっており、日本は2番目。
というより、
韓国の「何をやってもうまくいかない」のに「自分に価値がある」って
どういうこと??
と思ってしまった私。
でもこれこそが「自己肯定感が高い」ということなのだと思います。
自分が人より優れているから、価値がある
のではなく、
『自分にはいいところも悪いところもあり、
うまくいかないこともあるけど、
自分には価値がある。』
こっちを目指すべきようです。
なかなか難しいですが。。。。
最後に
最後ネガティブな情報で終わってしまいましたが、
自己肯定感の本質が理解できたのではないでしょうか?
ではどうやって自己肯定感を高めるの?
というお話は、また今度の記事でご紹介したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が、皆様の何かお役に立てれば幸いです。
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