こんにちは。JUNです。
子どもの将来って不安になりますよね?
「プログラミング」、「AI」、「ビットコイン」…..
まったく新しいものが世の中を変えていったり、、、、
そもそも、
「うちの子、グレないだろうか?」
「路頭に迷うことにはならないだろうか?」
etc
心配し出したらキリがありません。
そこで今回は「非認知能力(ひにんちのうりょく)」について
紹介したいと思います。
「非認知能力」はノーベル経済学賞を受賞したヘックマンの研究が有名ですが、
できるだけ噛み砕いて紹介していきます。
きっと子どもの将来の不安を取り除くきっかけになりますように。
非認知能力とは?
非認知能力とは、IQや読み書き、計算とは違いテストで測ることができない能力のことです。
例えば、楽しいことを後回しにして、やるべきことをやる能力のように、
人間としての性格や気質にあたる能力です。
具体的には次のようなものが挙げられます。
これらの能力は、人格形成の基礎を作っていく幼児期(0~6歳)にこそ
鍛える(身に着ける)べきだと思います。
幼稚園教育要領の最初にも次のように書いており、子どもの気質の基礎をつくる重要な時期としています。
「幼児期における教育は,生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであり、」
参考:https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/you/sou.htm
もちろん幼児期に関わらず(大人になっても)、鍛えるべき能力だと思います。
どうやって鍛える?身に着ける?
非認知能力は、心の根底にある考え方(マインドセット)を
変えていくことで身についていきます。
具体的には次のようなことが有効だとされています。
それではひとつづつ解説します。
愛着の形成(安全基地の形成)
愛着の形成は、非認知能力を伸ばすうえで土台になります。
愛着については、下の記事で紹介したので割愛します。
https://kotomoblog.com/importanceofattachment/
ほめ方を工夫する
ほめるときに次のようなことに注意すると効果的です。
「成功した結果だけ」をほめてしまうことをやりがちだと思います。
一見いいことに思えますが、実は、
結果だけを追い求めてしまい「ズル」をしてしまったり、
失敗に対してマイナスのイメージがついて
挑戦しなくなってしまいます。
ここで子ども達に気づいてほしいのは、次のようなことです。
- 失敗は悪いことじゃない
- 挑戦することは、素晴らしいこと
- 考えて、工夫するとうまいこといくことが多い
これらのことって、言葉で伝えても
心の底から信じることはできないものです。
体験を通して学ぶように導いてあげましょう。
小さな成功体験を積み重ねる
とはいえ、失敗ばかりしていると
「ぼく(わたし)は、何をやってもうまくいかない」と
自己肯定感(※)が下がってしまいます。
理想は、
「あっ、ぼく(わたし)って、やればできるじゃん」
と思ってもらいたいです。
そこで小さな成功体験ができる課題を与えましょう。
課題のレベルは、「難しすぎず、簡単すぎない」課題がいいです。
背伸びをすると届くくらいの課題がベストです。
課題が難しすぎると
やる気をなくしてしまい、課題自体を行わないことが多いです。
逆に簡単すぎると
すぐに飽きてしまい、課題自体は行っても成長は望めませんし、
集中力もつきません。
「難しすぎず、簡単すぎない」課題を選ぶ理由は次の通りです。
- 「自分は努力によって、課題をクリアできる」と思える
- フロー状態(ゾーン)と呼ばれるとても集中した状態になりやすい。
- 集中力が身につく。
- 自己肯定感(※)につながる。
(※) 自己肯定感については、次の記事を見てみてください。
https://kotomoblog.com/whyselfaffirmationisimportant/
最後に
いかがだったでしょうか?
今回は「非認知能力」についての解説でした。
「非認知能力」が高い子と次のような傾向が高くなることが
研究で分かっています。
- 学力(学歴)が高い
- 年収が高い
- 犯罪率が低い
何をもって成功とするかは、人それぞれですが、
「非認知能力」はあって損はないはずです。
「非認知能力」の鍛え方の時に少し触れましたが、
言葉で伝えてもなかなか鍛えられるものではありません。
基本は体験を通して、自分の中にしみついていくものだと思います。
以上です。
この記事が何かの役に立てば幸いです。
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