『いい子』とほめることは危ない!?『自己肯定感』を下げる可能性も!!

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いい子とほめるのは、よくない??

「○○できたの?えらいね~。いい子だね~。」
という言葉がけ
よく耳にしますが、

実は『自己肯定感』を下げる可能性があります。

今回は『いい子』とほめることの危険性について
ご説明していきます。
そして、どういう言葉がけがいいのかについて紹介します。

目次

『いい子』とほめるのはよくない。なぜ?

「おかたづけできたの?いい子ね~」

この言葉がけはよくないです。

では何が悪いのでしょうか?

それは【条件付き】で『いい子』だからです。
今回の言葉がけの場合の条件は、『おかたづけが出来た』です。

つまり、
おかたづけが出来なかったらいい子ではなくなります。

じゃあ
おかたづけができなかったら、『悪い子』??となってしまいます。

『いい子』という言葉を使う時は、
たいていの場合【条件付き】になってしまいます。

例えば

  • おかたづけができたから → いい子
  • ごはんを残さずたべれたから → いい子
  • きちんとあいさつができたから → いい子
  • お手伝いをしてくれたから → いい子
  • テストでいい点が取れたから → いい子
  • 無条件に『いい子』ということは中々難しいものです。

    例えば、家で一日中ゲームをしている子に
    『いい子』とは中々言えないのではないでしょうか?

    『いい子』と言い続けると子どもを苦しめる!?

    私が飲み会である方と話していた時の話です。
    その方は次のようなことを話しました。

    「私は『いい子、えらい子』と言われ『優等生』でした。
     でも、それが辛かったです。
     母の前では、『いい子』を演じていました。」

    ユング心理学によれば
    人間はだれしも二面性を持っています。

    例えばいつも明るくふるまっている人に
    「○○さんっていつも明るいよね」
    と話すと大抵の場合、

    「家ではそんなことないよ。」
    だったり、
    「本当はそうでもないよ。」
    と返されます。

    これは謙遜(けんそん)ではなく
    本当に本人はそう思っているのです。

    話を本題に戻しますが、
    「いい子。いい子~。」と言われ育てられた人でも
    それに対して不満を感じてしまいます。

    「本当の自分はいい子ではない」
    「母は本当の自分を見てくれていない」

    と思われてしまう可能性があります。
    (母はただ単純にほめたいだけだと思いますが)

    『いい子』以外の言葉がけは?

    では、『いい子』以外の言葉がけとは
    どのようなものがあるのでしょうか?

    先に説明した通り、
    『いい子』の良くないところは、
    【条件付き】
    であることでした。

    そこで【無条件】に愛することを伝えればいいのです。

    【無条件】ということは、
    仮に我が子が次のような状態でもかけられる言葉です。

  • 一日中ゲームをしている
  • 部屋を汚くしている
  • ご飯を好き嫌いして残している
  • テストで「0点」をとってくる
  • おそらくこういった言葉がけになるかと思います。
    「かわいい」、「愛している」、「好きだよ」

    何をしようが我が子を愛する気持ちは変わりありませんよね!?

    あとは、【条件付き】でほめるときは、
    (おかたづけができたり、ご飯を全部食べられた等)

  • 「ありがとう」をいう
  • 一緒に喜ぶ
  • こういったことで
    『いい子』という言葉を使わずにすみます。

    最後に

    いかがだったでしょうか?

    最後にまとめです。

  • 『いい子』という言葉は、【条件付き】で使われることが多い
  • 【条件】が満たせなかったら、『悪い子』?となってしまう
  • 子どもは『いい子』になることが、自分の存在意義になってしまう
  • 【条件付き】ではなく、ありのままのその子を肯定する言葉がけがよい
  • 『いい子』と言ってしまいそうなときは、「ありがとう」に置き換える
  • 「いい子。いい子~。」と育てることは一見いいことに
    思われがちですが、
    実はこういった危険性もあります。

    いかがだったでしょうか?
    この記事が何かの役に立てば幸いです。

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    この記事を書いた人

    ブラジル人と結婚した2児(0歳、4歳)の父親(日本人)です。
    以前は、健常児と障がい児のインクルーシブ教育を行っている施設で働いていました。
    2023年に独立し、障がい児の支援を行っています。
    子ども達は世界に羽ばたけるようになってもらいたいと思いつつ、自分も置いていかれないように語学を勉強中です。

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