アドラー心理学を子育てに活かす。「承認要求」編

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こんにちは。JUNです。

突然ですが、
人の目が気になることってありますよね?
「みんながやっているから、俺(わたし)も」
といったこともあるのではないでしょうか?

このようなことを体験した覚えがあるのなら
今回の記事を読む価値はあるかもしれません。

今回で「アドラー心理学を子育てに活かす。」シリーズの最後に
したいと思っています。
今回は「承認要求」についてご紹介します。

今回の記事は次の人におすすめです。

  • 人に合わせることが得意な人
  • 「承認要求」が強い人
  • 人に嫌われることが怖い人
  • 目次

    「承認要求」を捨てると幸せになる?

    「人から好かれたい」、「褒められたい」、「嫌われたくない」
    このような感情がアドラー心理学での「承認要求」です。

    アドラー心理学では、
    「承認要求」がなくなると幸せになれると考えます。

    私の大好きな本「嫌われる勇気」では、
    この「承認要求」を捨て去り「嫌われる勇気」を
    持ちなさい、すると幸せになれますよ。
    という話でした。
    (かなり乱暴に要約しました)

    例えば、女性ですと女子会?ママ会?
    (私の家の周りだとママたちがお話を楽しんでいます。)

    こういった、人と話している時に
    「早く帰って、自分のやりたいことをしたい」
    と思っても中々帰りづらいという経験はありませんか?

    これは「先に帰ったらどう思われる?嫌われるかも。」
    と感じてしまうためです。

    あとは飲み会で1杯目はビールと言う暗黙のルールがありますが、
    それを破るのは勇気がいりませんか?
    これも先程と同じように「嫌われたくない」と思うためです。
    (コロナのせいでそういった機会は少ないかもしれませんね)

    これらは人生の中では些細なことかもしれません。
    しかし、人の目を気にして
    本来自分が行いたいことができないのは問題です。

    例えば
    将来の進路を決める時に、
    両親が喜ぶからといって
    子どもが本来進みたい進路を選べなかったら
    と思うと
    複雑な感情になるのではないでしょうか?

    親の決めた進路を進んでいく上、何か嫌なことがあれば、
    あの時に自分の思った進路に進めばよかったと後悔することになります。
    というより親のせいにされる可能性すらあります。
    これは、自分の選択に責任を取れていない証拠です。
    精神的に自立ができていないということになります。

    私は我が子には
    人の目を気にせず、自分が進みたい道を選択してもらいたいと思っています。

    この「人の目を気にせず」が「承認要求」を
    捨てるということです。

    子育てにどう活かす??

    では、人の目を気にせずに物事を選択し、
    自分の選択に責任が持てるようになるためにはどのようにすればいいのでしょうか?

    次のいくつかのことに注意すると
    将来的に精神的にも自立することに繋がります。

  • 子どもとも上下関係でなく、対等な関係を築く
  • 子どもの選択を尊重する
  • ごほうびやバツをなくす
  • 感情的に怒らない

  • このようにいくつか紹介しましたが、
    一番最初に挙げさせた
    「 子どもとも上下関係でなく、対等な関係を築く」
    1番重要
    かと思います。
    というよりこれができていると他のことは勝手にできるようになります。

    日本は上下関係が根強く残っている社会ですから、
    特に注意が必要だと思います。

    あと「ごほうび」についてですが、
    「テストで100点とったらお菓子やゲームをあげる」
    といった具合に子どもの勉強へのモチベーションを
    あげる方がいらっしゃいますが、おすすめできません。

    理由は、「ごほうび」がなくなったら
    勉強しなくなるからです。

    勉強の目的が「ごほうび」にすり替わってしまいます。

    「ごほうび」のために努力する人が
    仮に大人だったとしてもそれは「自立」しているとは言えません。

    「バツ」に関しても同様です。
    「バツ」を受けたくないから、
    正しい行動をするという子になりかねません。
    「バツ」がなければ正しい行動できない人も
    「自立」しているとは言えません。

    子育ての大きな目的は、「子どもを自立させること」ですから
    「ごほうび」や「バツ」は、
    精神的な「自立」から遠ざけてしまう行為
    だと思います。

    最後に

    いかがだったでしょうか?

    今回でアドラー心理学シリーズは一旦終わりにしようと思います。

    子どもが精神的に自立するためにも
    子どもが幸せになるためにも

    とても重要な考えだと思います。
    ぜひ、子育てに取り入れてみてください。

    今回の記事は以上になります。
    この記事が何かの役に立てば幸いです。

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    この記事を書いた人

    ブラジル人と結婚した2児(0歳、4歳)の父親(日本人)です。
    以前は、健常児と障がい児のインクルーシブ教育を行っている施設で働いていました。
    2023年に独立し、障がい児の支援を行っています。
    子ども達は世界に羽ばたけるようになってもらいたいと思いつつ、自分も置いていかれないように語学を勉強中です。

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