こんにちは。JUNです。
「アドラー心理学」をご存知ですか?
私は、「嫌われる勇気」という
ベストセラーになった本から知りました。
それまで自分の外側(例えば、お金、人、モノ)に
幸せを求めていた私が、
自分の内側に幸せを求めるようになった一冊です。
とてもおすすめの本です。
そして「嫌われる勇気」に書かれている「アドラー心理学」は
子育てにとっても相性がいいです。
今回の記事では「アドラー心理学」の中でも
子育てに活かせる部分をまとめていきます。
この記事は次の方におすすめです。
- アドラー心理学を知りたい
- 子育てで何かとストレスがたまる
子育てに活かす「アドラー心理学」
私が特に子育てに活かせると思う
「アドラー心理学」の考えは次の4つです。
- 目的論
- 課題の分離
- 承認要求
- 子どもは叱らないし、褒めない
子どもとより良い親子関係を築くために
どれも大切な考え方だと思います。
それでは1つずつ解説していきます。
目的論
目的論を説明するには、
その反対とも言える「原因論」について説明しなくてはなりません。
子どもが困った行動をしたときに
「なんでそんなことをしたんだろう?」
「どうしてなんだろう??」
と原因について多くの人が考えると思います。
「原因論」では
物事には「原因」があると考えます。
「原因論」に対して「目的論」は、
子どもが困った行動をしたときに
「コレをした目的って何だろう?」
「本当は何がしたかったのだろう?」
と行動や事象に対しての「目的」を考えます。
私は「原因論」が間違っているとも思いませんが、
「目的論」で物事を見ると
全く違うものが見えてくることも多々あります。
そして、「原因論」に比べて前向きになれるように思います。
詳しくはこちらで解説していますので参照ください。
https://kotomoblog.com/adler_teleology/
課題の分離
「課題の分離」とは、
自分の課題と自分以外(他人)の課題を
分けて考えましょうという考えです。
ここで言う「課題」とは、
自分の手で解決すべきもののことです。
例えばお子さんが勉強しなかったとします。
このときの「課題」は、「勉強をすること」です。
この「勉強をすること」は、
親が変わりにすることもできないですし、
「課題」を解決しなかったときに(勉強しなかったとき)
苦労するのは親ではなく子ども自身です。
私たち親は、よく「勉強しなさい」と言ってしまいがちですが、
「これからやるつもりだった」
などと
自分の「課題」に介入されたことに腹を立てます。
そういう私たちも
例えば自分がなにか悩み事があったとして、
求めていないのにアドバイスをもらったらどう思いますか?
人によっては「余計なおせっかい」と
腹を立ててしまうことはないでしょうか?
私も直接言わないにしても
「イヤイヤ、別に聞いていないですけど。。。」
と思ってしまいます。
子どもも同じで、自分の課題に勝手に介入されると
いい気持ちはしません。
「課題の分離」ができていると
子どもの課題には介入しなくなります。
「課題の分離」についてはこちらでも紹介しています。
実際に勉強しなくなったときの対処法についても紹介しています。
https://kotomoblog.com/adler_separation_of_issues/
承認要求
多くの人が「人に認められたい」という
「承認要求」を持っています。
ただこの承認要求があるために
人は悩み、苦しめられるのも事実です。
例えば、次のような行動は承認要求からくる行動だと言えます。
ようは、自分をより良く見せたいとする行動が増えてしまいます。
他人からの評価は、自分ではどうすることもできません。
「承認要求」はできるだけ弱いほうが
自分の思った通りに行動ができるので幸福度が増します。
「承認要求」の少ない子を育てたい方はこちらの記事を参考にしてください。
https://kotomoblog.com/adler_approval_request/
子どもは叱らないし、褒めない
アドラー心理学では、すべての人間関係は
上下関係ではなく、横の関係(対等な関係)であるべきと考えます。
それは歳の離れている子どもに対しても同じで
横の関係であるべです。
「叱る」や「褒める」という行為は、
上下関係の上の立場の人が、下の立場の人に対して行うことなので
「叱る」や「褒める」はするべきではありません。
意外かもしれませんが、
「〇〇ちゃん、すごいねぇ。」
と褒めることもよくよく考えてみると自分の目上の人には使わないですよね。
つまり自分より下の人に使う言葉ということです。
悪気はまったくないんですけどね。
誰だって上からものを言われると嬉しくはありません。
日本人には上下関係が染み付いている
理屈はわかっても
簡単には変われないかもしれません。
なぜなら私たち日本人は、
学生時代から上下関係がはっきりしていた社会で育ってきました。
皆さん学生時代、部活に入っていませんでした?
日本の部活での、「先輩・後輩」は上下関係そのものだと思います。
上級生となれば、(たかだか1,2年早く生まれだけなのに)
まるで神様のように崇められます。
部活に関わらず日本の学校や社会で生きていれば
大なり小なり上下関係は嫌というほど味わってきたと思います。
上下関係が染み付いているなら
自分と同じ立場(友人など)や自分より目上の立場の人に対しなら
どのように声をかけるかなと考えてから
子どもと接すると「叱らないし、褒めない」が実践できると思います。
そうはいっても実際は難しくない??
と思う方はこちらを御覧ください。
https://kotomoblog.com/adler_dont_praise_scold/
最後に
いかがでしょうか?
アドラー心理学の中で私が特に子育てに活かせると思った
次の4つについてご紹介しました。
- 目的論
- 課題の分離
- 承認要求
- 子どもは叱らないし、褒めない
特に「承認要求」は、なければないほど
幸福度は上がると思います。
今回の記事は以上となります。
この記事がきっかけで親子関係が良くなることを願っています。
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